浅野直人先生、最終講義報告


浅野直人先生最終講義報告(平成26年1月8日)

古希を迎えられ、本年度末をもって定年退任される浅野直人教授の最終講義が、平成25年1月8日午前10時40分から本学A棟AB01教室において行われました。

会場には受講する学生のほか、学恩を受けた多くの卒業生、さらには先生が数々の公職を努めてこられた関係もあり、福岡県、福岡市、北九州市、太宰府市などの職員の方が多く聴講にこられ、大宰府市長も花束をもって駆けつけられました。430名定員の会場が満杯の状態となりました。

冒頭、法学部卒業生を代表して法学部同窓会会長である三ツ角直正弁護士が挨拶をいたしました。

浅野先生は、九州大学法学部、同大学院を経て、昭和47年から福岡大学に奉職、講師、助教授を経て、同55年から現職の福岡大学法学部教授となられ、その間、平成9年から平成12年までは法学部長もなさっていること、奉職された41年6ヶ月の間に指導を受けた卒業生は3万人に昇ること、浅野先生は、大学での教鞭をとられる一方、民法・環境法に関する法学的・政策的研究に顕著な功績を上げられるとともに、長年、環境省の中央環境審議会委員を務められており、会長代理、循環型社会部会部会長、地球環境部会部会長等,数えきれないほどの要職を歴任され,全国レベルでご活躍され,また福岡県や福岡市、北九州市、太宰府市等の環境審議会の会長を歴任されなど地方自治体の環境問題に関わる法政策の立案や意思決定に深く関与され、環境分野における行政課題の具体的な解決に大きく貢献されてきたことなどを紹介いたしました。

最終講義は「環境法の過去・現在・将来」という演題のもと、公害法から環境法に向かっていった国の環境法制、その中で先生がこれまで深く関わってこられた環境基本法、環境影響評価法、循環型社会形成推進基本法など多くの法律についての骨子、それが位置付けられる環境行政の歩み、その成立に向けての経過、環境に関する社会の動きなど立法の基礎となる立法事実など、先生からしかお聞きできない内容を御講義いただきました。地球環境の保全、創造に向けて「私たち」ができること、「私」ができることの役割のお話で講義は結ばれましたが、あっという間に時間が経過しました。

講義終了後、奥様の浅野純子さんにも登壇いただき、浅野ゼミ卒業生、法律研究部卒業生、各公共団体関係者、そして太宰府市長など多くの方から感謝の意を表すとうてい持ちきれない多くの花束が贈られました。

講義終了後、花束を受け取る浅野直人教授

2014年1月9日朝日新聞<朝刊> http://www.asahi.com/area/fukuoka/